ザンビア/Zambia 1Kw≒0.03円
5月7日 ビクトリアフォールズ(Victoriafalls)からリビングストン(Livingstone)へ。ジンバブエのイミグレまで歩いて行き、出国手続きを終え、ザンビア側のイミグレまで歩いて向かっている途中、タクシーに声をかけられ、リビングストンまで15US$で乗せて行ってくれるといわれた。 私達は、ジンバブエ・ザンビアのイミグレを通過したらミニバス@2US$をつかまえようと思っていたので2人で4US$。高いので交渉したら、10US$まで下がって、ゲストハウスまで乗せて行ってくれるということだったので、タクシーで向かうことにする。 インドだったら多分、歩いていただろう。でもここは勝手の分からない怖いアフリカ。という言い訳にてタクシーで楽をする。 ザンビアのVISA、25US$だと思っていたのに、倍額の50US$に値上がりしててショック!!! アメリカ人は、超高の135US$だって・・・。 | ||
国境へ向かう人達 | ジンバブエとザンビアの間の国境の橋 | ビクトリアフォールズの水しぶきで虹ができていた |
国境から約11Kmでリビングストンへ到着。 ビクトリアフォールズのインフォメーションセンターで紹介してもらった『Jolly Boys』は、今までにないかわいらしい感じの宿だった。 ソファーがたくさん置いてあるラウンジがあった。 ツイン、トイレ・水シャワー共同で106,400Kwとそれなりのお値段だったけど。 | ||
宿のおばちゃんにローカルフードの食べられるレストランを教えてもらって食べに行く。 そのレストラン、メニューはあるものの出せる料理は限られていた。(アフリカではどこの店もそんな感じ。まずは、どれがあるか聞かなければ迷い損・・・) トウモロコシの粉を練った主食、ジンバブエでは『Sadza(サザ)』と呼ばれていたけれど、ここザンビアでは『Nshima(シマ)』と呼ばれている。 これを手で団子状に丸め、ソースをつけて食べる。これ、すごくおなかがいっぱいになる。そして、あまりおいしくないせいかたくさん食べられない。慣れてくるとおいしくなるのかな? | ||
左:チキン&シマ(13,000Kw) 右:フィッシュ&サラダ(18,000Kw) ちなみにコーラは2,500Kw |
ジンバブエでは、アフリカ対応のコンセントアダプタを購入できなかったため、スーパーに買いに行く。 ジンバブエのスーパーとは全然違い、ものがいっぱい並んでいた。買い物をしている人の数も比べ物にならないくらい多い。 ここでやっとアダプタ(5,400Kw)を手に入れ、アフリカに入ってから初めてカメラやパソコンの充電が出来るようになった。 | ||
おやつにドーナッツと謎のドリンク。 ドーナッツ(1,280Kw)は、歯ごたえのある、揚げパンっぽいものだった。 パイン味のミルクシェイクだと思って買った謎のドリンク(1,780Kw)は、よくみるとエナジードリンクと書いてあって、トウモロコシの粉入りだった。舌にザラザラ感が残り、おなかがいっぱいになる。カロリーも高い。 |
夕食は、ローカル食堂へ。 | ||
Zambian Beef Stew と Nshima(10,000Kw)。Mosiビールは、5,000Kw。 料理と一緒に手洗い桶を持ってきてくれて、手で食べる。牛肉は、コンビーフみたいだった。 |
5月8日 リビングストン(Livingstone)からザンビアの首都、ルサカ(Lusaka)へ。
朝食に昨日スーパーで買ったパンを食べ、リビングストン9:00発のバスに乗り、ルサカに向かう。(@50,000Kw) | ||
左:ドライフルーツ入りスコーン(1,280Kw)外はカリカリなかはしっとり。右:レーズン入りパン(1,180Kw)もちもちの歯ごたえ。奥:(1,180Kw)サクサクした、ソフトクッキーみたいなパン。 | バス停には、物売りの人たちがいっぱい。器用に頭の上に商品を載せてバスの窓へアピール。よく落ちないなぁ、と感心する。小さい頃からずっとやってきてるから出来る技だろうな。 | ルサカへ向かうバスの車窓からの眺め。道は、きれいな舗装がしてあるところと舗装してあっても大きな穴ぼこだらけでかえって未舗装の方がいいんじゃないかと思えるような道路までいろいろ。 |
← 途中の休憩で買ったスナック。フライドポテト5,000Kw・ステーキパイ5,000Kw。ステーキパイは、塩コショウで味付けされた牛肉とジャガイモのフィリングを分厚い皮で包んである。サクサクしたパイ生地ではなく、ずっしりした皮。 → ルサカは、さすが首都、車も人も多い街だった。 |
ルサカでの宿『Cha Cha Cha BackPackers』 プールやバーがある、きれいな宿。なので値段も高め。ダブル、トイレ・水シャワー共同で100,000Kw。ジンバブエに引き続き、ザンビアも欧米並みの安宿価格かな。 あまりにも安い宿は、ない。そういう所は、安全上の問題から誰も泊まらないのかも知れない。暗黒大陸では、安全第一。 | ||
スーパーにて食料品買出し。 | ||
左:パイ生地で大きなソーセージが巻いてある。見た目どおりの味。(8,000Kw) 右:チキンと玉ねぎのクリーム煮がチャパティみたいな生地で包んである。なかなかおいしい。8,000Kw。 | ピーチヨーグルトドリンク。3,200Kw。ネクターみたい。トウモロコシ粉入ってなくてよかった。おいしい。 | 朝食用にオレンジジュース(2,900Kw)ベリージュース(2,700Kw)ヨーグルト(@2,800Kw)マーマレード(6,800Kw)バンズパン6個(4,200Kw) このマーマレード大当たり。甘酸っぱくて手作りっぽくて、おいしかった。 |
5月9日 ルサカ(Lusaka)からカピリムポシ(Kapirimposhi)へ。
朝8時、ザンビア−タンザニア間の国際鉄道、『TAZARA(Tazania Zambia Railway)』にてタンザニアの首都、ダルエスサラームに行くために切符を購入しに行く。 列車は、15時発。始発駅のある街カピリムポシまではルサカからバスで4時間なので、切符さえ購入できれば順調に今日中にダルエスサラームへ向かうことが出来る。 運賃は、1等180,000Kw、2等165,000Kw。コンパートメントは、男女別なのでTomとRyon一緒にするには、コンパートメントを借りきらなければならない。 1等は4人部屋(180,000×4人=720,000Kw)、2等は6人部屋(165,000×6=990,000Kw)で1等のほうが安いので、1等を買おうとしたけれど、1等はいっぱいで2等しかないと言われてしまった。 列車は週2本(火曜・金曜)しか出てないので、金曜の今日を逃すと5日間もこの町で列車待ちをしなければならない。どうしようか悩んでいると、窓口のおじさんが、「2等で一緒のコンパートメントでいいよ。」と言ってくれたので、幸いにも借りきらずにすんだ。 どんなアフリカ人と一緒になるのかな、とちょっと不安ではあったけれど。(悪い人に対する心配と、体臭がきつい人が多いのでそれも心配・・・。) ルサカからバスに乗りカピリムプシまで行き(@45,000Kw)、バスステーションから駅までタクシーで行く(10,000Kw)。 | ||
カピリムポシのバスステーション | 駅 | 待合室 |
駅の売店でスナックを買って食べる。どこかで見たような同じようなものばかり売っている。 ソーセージロール(4,500Kw)皮が甘くないタルト生地みたいにポロポロしている。ソーセージは、ちょっと臭みのあるワイルドなもの。 ミートパイ(4,500Kw)ルーを入れる前のビーフカレーみたいな具をずっしりしたパイ生地で包んである。 サモサ(2,000Kw)インドのものとは違い、具はひき肉。2口位で食べられる小ささ。 ザンビアのコーラ?(4,000Kw) |
ダルエスサラームへの2泊3日の列車旅の準備が整った、と思ったら、か〜な〜りショックな出来事。 ダルエスサラーム行きの列車が今日の16:00発から明日の16:00発に変更された、との貼り紙が・・・。 駅の周りに宿はないので、駅で一晩明かすか、タクシーで町に戻って宿に泊まりまた明日出直すか。 アフリカの駅で夜を明かす勇気はなかったので、町に戻って宿に泊まることにする。 ところが、この駅、タクシーが一台も止まっていない。 売店の男の子に「町までタクシーで行きたいんだけど」と尋ねると、ちょうど知り合いが駅に来たところだったらしく、その人に町まで乗せて行ってくれるように頼んでくれた。 その人にどこか安い宿を知らないか尋ねるとバス停近くの宿に連れて行ってくれた。 | ||
この宿、今までと比べて格安の30,000Kw(1/3弱)。しかも水シャワートイレ付。今までの宿はほとんど欧米旅行者ばかりで、現地人は泊まっていなかったけれど、ここは現地人も宿泊していた。 十分な立地条件と清潔さだったけど、断水が長くてちょっと困った。 |
この町、めぼしいレストランも見当たらなかったので、商店で食パンを買い、道端でバナナとオレンジを買い、スーパーでピーナッツバターを買った。 食パンにピーナッツバターを塗ってスライスしたバナナを挟んで食べるとおいしくってついつい食べ過ぎた(Ryon)。Tomは、食パンとバナナの組み合わせがどうもダメらしく、試そうともしなかった・・・。 ピーナッツバターとマーマレードの2色サンドもなかなかマル。 |
5月10〜12日 カピリムポシ(Kapirimposhi)からダルエスサラーム(Dar es Salaam)へ。
出直しの2泊3日の列車旅。 乗車前は結構人がたくさんいるなぁ、と思ったけど、乗って見るとそれほどでもなく、私たちのコンパートメントは他の人は乗車せず貸しきり状態だった。 この鉄道は、中国の技術協力の下で作られたので、中国で乗った列車にそっくりだった。 列車が出発してしばらくすると、ベレー帽・編み上げブーツ・軍服の怖そうなお姉さんがやってきて、「男女一緒のコンパートメントはダメ。もしそうしたいなら、コンパートメントを貸しきるためにあと4人分の乗車券を払わなければならない。」と言ってきた。切符を買ったオフィスのおじさんと言ってることがちが〜う!! でも、寝る時だけ(21時以降)移動すればいい、ということだったので貸しきることはせずに寝る時だけRyonが女性だけのコンパートメントに移動することになった。そのコンパートメントは、他にアフリカ人の女の人が2人(1人は赤ちゃんと一緒)いた。21時に移動した時には、すでに2人とも寝ていたのでたいした交流はなかった。朝起きた時も母子はまだ寝ていて、もう一人の女性は歯磨き中だったのでほとんど挨拶のみでTomのいるコンパートメントに移動してしまった。ちなみにTomのいるコンパートメントは、他に誰もいなかった。 2日目は、ザンビアからタンザニアに入り、怖そうな軍服のお姉さんはもういなくなっていたし私たちのコンパートメントはず〜っと誰も乗ってこなかったので、そのままそこで寝てしまった。 | ||
出直しの2泊3日の列車旅。 乗車前は結構人がたくさんいるなぁ、と思ったけど、乗って見るとそれほどでもなく、私たちのコンパートメントは他の人は乗車せず貸しきり状態だった。 この鉄道は、中国の技術協力の下で作られたので、中国で乗った列車にそっくりだった。 列車が出発してしばらくすると、ベレー帽・編み上げブーツ・軍服の怖そうなお姉さんがやってきて、「男女一緒のコンパートメントはダメ。もしそうしたいなら、コンパートメントを貸しきるためにあと4人分の乗車券を払わなければならない。」と言ってきた。切符を買ったオフィスのおじさんと言ってることがちが〜う!! でも、寝る時だけ(21時以降)移動すればいい、ということだったので貸しきることはせずに寝る時だけRyonが女性だけのコンパートメントに移動することになった。そのコンパートメントは、他にアフリカ人の女の人が2人(1人は赤ちゃんと一緒)いた。21時に移動した時には、すでに2人とも寝ていたのでたいした交流はなかった。朝起きた時も母子はまだ寝ていて、もう一人の女性は歯磨き中だったのでほとんど挨拶のみでTomのいるコンパートメントに移動してしまった。ちなみにTomのいるコンパートメントは、他に誰もいなかった。 2日目は、ザンビアからタンザニアに入り、怖そうな軍服のお姉さんはもういなくなっていたし私たちのコンパートメントはず〜っと誰も乗ってこなかったので、そのままそこで寝てしまった。 | ||
車窓からの眺め。広大な草原、夕日や朝日や星空(天の川がくっきり見えた!)、町や村、脱線したまま放置されている車両などを眺めた。 | ||
列車の食事 朝も昼も夜もすべて12,000Kw。多分町で食べるよりかなり割高。 | ||
朝ごはんは、2日ともまったく同じ。 ・食パン・・・半分にカットしてバターが塗ってあった。トーストしてあったらうれしかったなぁ。 ・ ・ソーセージ・・・塩がほとんど効いていないボイルドソーセージ。 ・スイカ | ||
昼ごはんと夜ごはんは、メインがチキンかビーフ、主食をフライドポテト、ライス、Nshimaの3種から選ぶ(選べないことも多々あり)。ライスとNshimaを選ぶとミートソースみたいな味のスープが付く。 左と真中はメインがチキン、右はビーフ。肉は両方骨付き。ビーフの骨付きは、初めて食べたかも。チキンはフライドチキン、ビーフは煮込みだった。多分このビーフを煮込んだスープがライスとNshimaに付くスープ。 「タンザニアの米は、日本が技術提供したからジャポニカ米ですごくおいしいよ。」とインドで出合ったShinさんから聞いていた。そのとおりにおいしくて、久々に食べたので、山盛りのライスを完食。 | ||
列車の窓から買ったスナックたち。 | ||
左:ドーナッツ。丸い方は、アメリカンドックの皮みたいな味で外側がカリカリになっている。ほんのり甘くて歯ざわりがよくておいしい。ドーナッツ型の方は、パンっぽい生地。こちらも甘さ控えめ。各500Kw。 右:料理用バナナ? 甘くも柔らかくもないバナナ。イモみたい。Tomいわく「木酢液の香りがする」これを売っていたおばちゃん、「50Kw」って言ったのに、200Kw渡したらおつりをくれずに立ち去ってしまった!! |
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