モロッコ 1ディルハム=15.5円 こんにちは=マルハバ/アッサラームアレイコム ありがとう=シュクラン
7月9日(水)フェリーにてスペインのタリファからモロッコのタンジェへ。今晩はレストランとガソリンスタンドが一緒になったサービスエリアみたいな所で車中泊。 |
7月10日(木)
朝7時頃出発。途中山盛に芋を積んだトラックを何台も見かける。 11時頃にフェズに到着。 「Auverge de Jeunesse」(←フランス語でユースホステル)に泊まることにする。 トイレ・シャワー共同、朝食付きでツインルーム一人65DH。車の駐車代が1日15DH。 なかなかキレイ。ヨーロッパに比べると格安! |
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宿で少し休憩した後、昼食を食べに行く。 地元の人たちでにぎわっていた食堂へ。豆のスープみたいなもの(奥・6DH)と大豆のトマト煮(手前・8DH)。 パンと甘いミントティーが付く。モロッコ、食費がとっても安い!! |
宿のフランス語・英語、もちろんアラビア語もペラペラの女主人に勧められて、午後から旧市街のガイド付きツアーに行く。(ガイド料120DH) | ||
細い道がくねくねと続く、迷路のようなメディナ(旧市街) | ポルトガルで食べた、エスカルゴ。生きたまま山盛りになって売られていた。 | |
豆腐のような白い塊は、チーズ。塩気も硬さも結構しっかりしている。 | ガイドさんお勧めのピザみたいな食べ物。一枚3DH。うん、おいしい。 | いろんな種類・味付けのオリーブが山盛り売られていた。 |
パン屋さん。店の奥にある、年季の入った窯でホブスという、丸くて平べったいモロッコのパンをたくさん焼いていた。 | ||
皮製品の店とその染色工場。店の棚は革製品がぎっしり詰まっていた。 店の窓から外をのぞくと染色場が見渡せ、染料の入った瓶がたくさん並んでいた。 | ||
織物の店。店内に織り機があってお兄さんが働いていた。ストールの巻き方を実演してくれた。似合う? | ||
メディア内にあるモスク。 | 小さな学校。 | |
金やシルバーの製品の店。職人さんが製作中だった。アラブのタバコ、シーシャも並んでいた。 | ||
花嫁さんが座るためのイス。すごく豪華! | 伝統衣装。パーティー用の豪華版。 | 職人の技が光る、こんな製品を売る店がたくさんあった。 |
と〜っても甘そうなお菓子たち。 | 見たこともないようなでっかい鍋。 | 職人さんの手仕事が間近で見られる。 |
再び織物の店に案内される。ラグをいろいろ広げて見せてくれた。かわいいのもいくつかあったけれど、残念ながらこれからまだまだ旅が続くので購入は控える。 甘いミントティーを出してくれた。そして、店の屋上からはメディナが一望できる見晴らしのよさ。 |
1Lの瓶コーラを見つける。インドやエジプトで200mlのものはよく飲んだけれど、こんな大きいのは初めて。キャップはプラスチックだった。7.5DH(2DHは瓶のデポジット)瓶入りって缶やペットボトル入りよりおいしく感じる。 | レモンジュースと黄桃ジュース。1DHと2DHって激安!なかなかおいしいし。レモンと桃のミックスもできたみたい。 | エジプトではまって以来、アイスクリームを見かけるたびに買ってしまう。レモン&チョコ、ヌガー&パイン。ダブルで@6DH。味・大きさ・値段とも合格! |
7月11日(金)
今日は新市街の観光をする。 まずは、宿のテラスで朝ごはん。チョコレートが少し入ったデニッシュパン2つとカフェオレ。デニッシュ生地は塩がよく効いていた。 |
宿の近くのお店でミックスジュースを飲む。モロッコの公用語はアラビア語だけれど、事実上フランス語が公用語になっているらしく、店にはフランス語のメニューが置いてあった。
道で人に会っても、「ハロー」ではなく、「ボンジュール」と挨拶される。こんな国は少ないので新鮮だった。 『Jus de Panache』という5種類のフルーツを使ったミックスジュースと『Jus de Fruits Sec』というアボガド・アーモンド・レーズン・ミルク入りのミックスジュースを飲む。 どちらも12DH。濃厚でおいしい!! |
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工芸センターに行く。13:30に行ったら13:30〜15:00までシエスタ中だったので、新市街を散策してから再訪問した。 作品を作っているところが見れるのかと思ったら、みやげ物センターみたいになっているだけだった。でも価格も良心的できれいに並べてあって見やすかった。 革の小銭入れを購入。色がきれい。 | ||
新市街は、道路が整備されてショッピングセンターなどがあり、とっても近代的。 フェズのタクシー、車体が赤でかわいい。 モスクは時間になると人々がお祈りに訪れていた。 | ||
呼び込みをしていた、庶民的な食堂で夕食。 モロッコ名物、タジンとクスクスが食べたくておっちゃんに尋ねたら、クスクスはないけれどタジンはあるよと言われ入る。 でも、この店のタジンはタジン専用の鍋をじゃなくて普通のお皿で出てきたのでちょっとがっかり。 タジン(豆とチキンのカレー煮?・35DH)、トマトとたまねぎのサラダ(5DH)、パンを食べる。 まぁまぁ、ってところかな。 |
7月12日(土)フェズからミデルトへ向かう。
町を出ると荒野が広がっている。羊飼いやオアシスを見ながらドライブ。 | ||
お昼に途中のZaidaという町で念願のタジンを食べる。この鍋で炭火で作ったタジンは中の具がとろけるように柔らかくておいしかった。 | |||
ミデルトに到着し、1Fがレストランで広いリビングのあるホテルに泊まることにする。屋上からの眺めがすばらしい。 | |||
夕食はホテルの1Fのレストランで食べる。 サラダ、パン、タジン、ヨーグルトで2人で45DH。カフェオレとコーヒー@5DH。 なかなかおいしかった。 | ||
7月13日(日)ミデルトからメルズーガヘ向かう。
朝出発する時に、ホテルの前の駐車場にどこからか見たことのないおじさんがやってきてお金を請求される。駐車場代???意味が分からずホテルの兄ちゃんに任せて出発。 再び荒野やオアシスの道を進む。積載量オーバーの車を見かけた。車と上に載った荷物の大きさが同じくらい!! |
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途中、リッサニという町で昼食。13:30頃だったけれど、誰一人レストランで食事をしていない。 ぶらぶら歩いていると、商店の前でサンドイッチを食べている人たちがいたので、それを食べてみる。 いつもの丸パンを4つにカットし、ゆで卵と豆ペーストのフリットをつぶして挟み、スパイシーなソースをかけたサンドイッチ。@3DH。なかなかおいしかった。小瓶コーラ3DH。 自家製っぽいヨーグルトドリンクは、インドのラッシーとは違って甘くなかった。1.5DH。 | |||
さらにメルズーガヘ向かう。村に近づくと砂の嵐。その中にらくだの群れを発見。 | ||
メルズーガに到着。
でも目指す宿「Wildrness lodge」は見つからず、すごい強風の熱風、砂嵐でとても外に出られない。
目の前の砂漠もかすんでいる。車で来た道を少し戻ったら、宿の看板を見つけることができ、無事到着。
土でできた味のある宿。広いリビングと中庭がある。テラスからはサハラ砂漠も見える。 とても暑いので部屋で寝られない。宿のオーナー、オマールがテラスに布団を敷いてくれてそこで眠る。夜風が涼しくて星空を眺めながら眠ることができて最高! |
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外に出ると砂嵐だし、近くにレストランも見当たらないので、宿で夕食を食べる。 サラダ・パン、カリヤ(羊肉、トマト、玉ねぎを卵で閉じたもの)、デザートに黄瓜。一人60DH。 ちょっと高めだけど、とってもおいしかった。 オマール、すごく料理上手。 | ||
7月14日(月)メルズーガ(サハラ砂漠)
朝、6時前に起きて宿から歩いてすぐのところにある砂漠へ。砂止めを超えるとそこは大砂漠。アリ地獄みたいで登るのはかなり大変だった。 なんとか尾根まで登頂。曇っていて日の出は見れなかったけれど、薄曇りだったので時々太陽が顔を出したし、赤く染まる砂漠も見れた。 砂がひんやりして気持ち良かったので帰りは裸足で。 | ||
宿にもどってオマールの作ってくれた朝食を食べる。ベルベルオムレツ、パン、ベルベルティー。一人20DH。
ベルベルオムレツ、とってもおいしくて大満足!! オマールは、砂漠のツアーガイドだけど、ぜんぜんツアーの押し売りしないし、物腰がソフトで気が利くし、料理上手でとってもいい人だった。 |
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メルズーガを出てトドラ渓谷に行く。ヨルダンのペトラ遺跡顔負けの切り立った渓谷があって、そのふもとにはきれいな小川が流れていた。 | |||
ワルザザードに行き、森分さんという日本人建築家の家にホームステイさせてもらう。 残念ながら森分さんは首都ラバトに長期出張中で、その子供達も夏休みだったのでラバトに行ってしまっていた。 奥さんとその姉妹達が面倒を見てくれたけれど、ベルベル語・アラビア語・フランス語のどれも理解できない私達は、意志の疎通が難しくちょっと大変だった。 指差し会話帳を使って何とかコミュニケーションをとった。 | ||
7月15日(火)ワルザザード
朝食は、奥さんアシャラさんの手作りパン(ホブス)、買ってきたパン(フランスパン・デニッシュ)、カフェオレ、バター、オリーブオイル。 写真右のかわいらしいオーブンでいつもパンを焼いているそう。 |
森分家のThank youノートに『アシャラさんの作ってくれたクスクスが最高においしかった。』と何人も書いてあってとっても食べたくなってしまったので、
「クスクスが食べたい。作るところが見たい」とお願いしたら、作ってくれることになった。 クスクスは、とても時間のかかる料理らしく、朝食後、9:30に準備開始。 1.にんじん、かぶ?、ズッキーニ、ナスの皮をむいて大きめにきったものを、ピーマン、唐辛子と共に水に浸す。 2.骨付きチキンを専用なべに入れ、チリパウダー、ターメリックパウダー、カルダモンパウダー、塩、胡椒を入れ、パセリのみじん切りを加えてひたひたの水を入れて火にかける。 3.2に野菜も入れて、煮込む。 4.クスクスは、粉に少しずつ水とオイルを入れて手でポロポロにしていく。 5.4のポロポロになったクスクスを目の粗いざるで細かくして、チキンの上の鍋で蒸す。蒸すと黄色い色が少し薄くなって、倍ぐらいに膨らむ。 6.蒸しあがったクスクスの上にチキン、野菜を載せ、スープをかけて完成。 本来は手で食べるみたいだけれど、熱々だったのでスプーンで食べた。具がとても柔らかく、とてもおいしかった。 |
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午後、近所に住むモハメットさんが『Fintのオアシス村』に案内してくれた。 ここは、映画『アラビアのロレンス』の撮影が行われた所。本当に映画の舞台にふさわしいオアシスだった。 |
ワルザザードを出発し、マラケシュに向かう。
途中、「Ait Ben Haddou」という日干し煉瓦造りの古い『クサル(要塞化された村)』を見学。 土産物屋のおじさんがまたもスカーフを頭に巻いてくれた。さらに宝石で飾りつけ。 |
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アトラス山脈を越えてマラケシュへ。険しい山々と山間の村、満開のピンクの花を見ながらのドライブ。
山頂近くでは、気温22℃くらいになってとても涼しかった。フィントのオアシス村で50℃を超えたとはとても思えない涼しさだった。
アトラス越え後、夜になってしまったのでサービスエリアっぽいところで車中泊。 |
7月16日(水)マラケシュ
マラケシュで宿泊予定の「ホテルメディナ」は町の中心の細い路地にあって、車では入っていけない。近くで駐車場を探したけれどどこもいっぱいでなかなか見つからず、やっと見つけた駐車場は40DHとちょっと高め。
しかもチケットくれないし、係員がID持っていないし、おまけに駐禁マークはあるし・・・。スペインでの件もあってと〜っても心配だったけど、他に駐車場もないし、他の車も何台も停めていて、「大丈夫だ」というので仕方なくそこに駐車。
歩いてホテルメディナへ行く。 下の階なのでわりと涼しかった。モザイクタイルが至る所に使われていてキレイ。中庭があるところもGood。ダブルで100DH。 |
ホテルで少し休憩し、近くの店でサンドイッチを食べる。 インドでよく飲んだサトウキビジュース(@5DH)を発見。 アイスクリームはダブルで10DH。かぼちゃ&ナッツ、カシス&ホワイトチョコ。 |
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マラケシュでハマったのがこのオレンジジュース。@3DH。100%果汁の絞りたて!!とってもおいしくて安くて、本日2杯飲みました。 同じような店がいっぱい並んでるんだけれど、流行っている店に行くのがポイント。絞ってから氷で冷やしているので、時間が経つと薄くなってしまうから。 |
スーク(市場)で見つけたハリラ屋さん。豆の入ったモロッコのスープ。トロッとしていてとてもおいしかった。1.5DHという、びっくりの安さ!! | ||
日本にいるときからほしいと思っていたバブーシュを購入。ピンクの方はTomの姉&姪っ子へのプレゼント。 |
フナ広場の夜は、お祭りのようににぎやか。たくさんの屋台のストリートパフォーマー。 ワルザザードの情報ノートにメチャウマって書いてあった「No.32 ハッサン」で夕食。ソーセージ(20DH)、レバーペースト(20DH)を食べる。 トマトソースとパンが付いてくる。まぁ、普通においしい。レバーペーストは、レバー嫌いでも食べられるくらい臭みがなくておいしかった。 |
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食後のモロッカンスイーツとシナモンティーのデザートを食べる。店主はチョコケーキって言っていたけれど、ちょっとパサついたあんこのようなお菓子だった。 シナモンティーは、ジンジャーがとってもよく効いていた。 |
7月16日(水)
朝、ホテルの近くの店にパンケーキを食べに行く。ハニーとチョコを注文したけれど、ハニーが2つ来た。@4DH。ミントティー@1DH。 伸ばし方がタイやエジプトと違ってたたきつけるのではなく、生地を台において手で押すだけなので厚みがあった。あの伸ばしの職人技は見られなかった。 タイやエジプトではたいてい男の人が焼いていたけれど、モロッコでは女の人が多かった。 | ||
11時頃チェックアウトし、スペイン行きのフェリーが出る、タンジェに向かって出発。 マラケシュからカサブランカを避けて無事通り抜けたけれど、ラバトは街中に入ってしまい交通量・人量の多い道を通ることになってしまった。 モロッコの街中は、2車線の道路を4台くらい並んで走るからとっても怖い。 途中の町で昼食。ゆで卵入りホブスのサンドイッチ(@2DH)。サボテンの実(@0.5DH)を売る屋台がたくさん並んでいた。ほんのり甘くておいしい。 |
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ドライブ途中、道端で果物を売るおじさんがいた。ぶどう(1Kg8DH)とメロン瓜(2.5Kg5DH)を購入。安くて甘くておいしい。 |
Kenitraケニトラという町を過ぎてから2つめくらいの町で見かけたホテルに泊まる。
ダブルベッドが2つおいてあるひろ〜い部屋で、トイレは共同だけどシャワー付きの部屋で90DH。駐車場20DH。
モロッコのホテルはたいていタイルや装飾が美しいけど、ここは地元人向けのためか、シンプルな安宿風。 ホテルの1Fがレストランになっていたので、ここでハリラ(ひよこ豆、レンズ豆入りのとろりとしたトマトスープ。パセリ入り。)を食べる。 パンが付いて@5DH。 |
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7月17日(木)
朝ホテルを出発して、昼頃タンジェに到着。 ヨーロッパに戻る前にガソリン(@7.29DH/L)を満タンにし、エンジンオイル(10,000Km用379DH)を換える。 そしてスーパーで買い物。タジンの鍋が売り場に並んでいた。またまたアイスを食べる。カフェ&ピスタチオ、キャラメル&ヌガー、ダブル@10DH。 |
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昼過ぎに港に着いたけれど、フェリーの待ち時間はやっぱり長い。 16時頃出港。スペインのタリファへ向かう。 | ||
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