イスラエル/Isreal 1NIS(New Isreal Shekel≒34円 こんにちは=シャローム ありがとう=トダー・ラバー
6月24日 アンマン(Amman)→エルサレム(Jerusalem)朝7時に『ヨルダンリバーホテル』を出発し、タクシー(1.5JD)でバス停に向かう。到着してタクシー代を払った後で気づいたのが、お金がない!! 昨夜、「お金を引き出してから行こう」と言っていたのを2人ともすっかり忘れ、バス停まで来てしまったのだ。タクシー代を払った後手元にあるのは、たった3JD。 国境までのバス代は、1人3JD。国境間とイスラエル側の国境からエルサレムへのバス代は、昨日両替しておいたNISで支払うことが出来るけれど、ヨルダン側の国境までの交通費が全然足りない。 バス停でATMを探したものの、見当たらない。バス停は街外れなので近くにはなさそう・・・。呆然としていると、「エルサレム?」と話しかけてくるヨルダン人がいて、「Yes.でもお金がない」と言ったけれど、「ついて来い。」と言われてついて行くと、エルサレム行きのバスの前まで連れて行ってくれた。 もう一度「お金が3JDしかない」と言うと「OK」との返事。???本当は、2人で5JD。特別ディスカウント?本当にこのバスに乗ってもいいのか、よく分からず、普段ぼられてばかりなのに、こんなことって本当にあるのか、不安なままにバスの席に付く。 そしてバスは国境に向けて出発。途中、乗務員の人が料金を回収に来て、前の席に座っていたおじさん達は5JD払っているのを目撃。 私達、ホントに大丈夫???たったの3JDしか持ってないよ〜〜〜、とドキドキで私達の順番が来るのを待つ。 そして、とうとう私達の所に来たので有り金全部、3JDを手渡す。緊張したものの、その乗務員は無言でその3JDを受け取り、次の人へ。ほっ。。。 バスは、1時間位で国境へ。私達は、今後アラブの国々に行く予定はなかったけれど、パスポートを更新したばかりだったので、一応「No Stamp」とお願いしておいた。 出国税、5JDは48時間以内ならトランジット扱いで必要ないかな〜、なんて考えていたけれど、無残にも「当日じゃないとトランジット扱いにならない」と言い渡され、国境にあったATMで引き出す。 良かった〜、国境にATMがあって。@5JDの出国税(出国税ってなに???もう払うの2回目だよ・・・)を支払って無事出国。 ヨルダンとイスラエル間のバスは、かなりぼったくり価格の@3NIS×2人+1NIS(荷物代)ほんの1Km位の道のりなのに。ここは、徒歩での通過が許されていないので絶対にこのバスに乗らなくてはならない仕組み・・・。 そしてイスラエル側のイミグレへ。 私達の行った時間帯は、あいにくもっとも混雑する時だったらしく、人・人・人であふれていた。 そして運悪くあと5人位で私達の番が来る時にその窓口が閉まった!!(係員の昼食タイム?)「他の列に並んで」と冷たく言い渡される。 仕方なく他の列の最後尾へ並びなおす。このイミグレで自分の順番が来るまで4時間位待った。一組に付き30分位時間がかかっているので、ちょっとの順番の差でずいぶんかかる時間が違ってくる。 さらに運が悪いことに私達の窓口の担当官は、特にしつこかった・・・。 やっと私達の順番が来て、いくつか質問された後、ベンチで待つように言われる。 シリアに行ったことがある人は、みんなしばらく待たされる。 1時間位待った後、係りの人が来て再びいくつか質問されてやっと入国が許可された。 国境からマイクロバスに乗り(@30NIS+荷物@3NIS)1時間位でエルサレムへ。 ダマスカス門近くの『Faisal Hostel』のドミに泊まる事にする。1人@30NIS。 |
新市街とその中にあるスーク(市場)に行く。 新市街は東京みたい。先進国の都会は、どこも同じような印象を受ける。 スークは、色とりどりのおいしそうなものが並んでいて、いつも楽しい。 左:ダハブで食べた、シャリシャリした歯ごたえの甘いペースト。私達は、アエーシに挟んで食べたけど本来の食べ方は未だ不明。ここには数多くのフレーバーがあった。 中・右:中東ではあまり見かけないヨーロピアンなパンの試食&販売をしていて、おいしかったのでつい買ってしまった。16NISもした。 これからヨーロッパに行くので、こういうパンがよりどりみどりになる。今は、中東のパンを買わなくちゃ・・・。と後でちと後悔。でもおいしかったからまぁいいか。香ばしくてがっしりしたクラスト(皮)としっとりしたクラム(中身)がおいしい。砂糖不使用だって。 | ||
屋台のファラフェルサンド。サラダの種類が豊富でおいしかった。ファラフェルちょっと辛めだった。@6NIS。 フローズンジュース(レモン・タマリンド)は最初「7NIS。」と言われた。そんなに高いハズはないので交渉して4NISで購入。 シリアでよく飲んでいたものはちゃんと果汁の味がしておいしかったけれど、ここのは香料(カキ氷の蜜みたい)っぽくてイマイチだった。 | ||
6月25日 エルサレム(Jerusalem)2日目
午前中は、パレスチナ自治区のある「ヘブロン」に行く。 エルサレムからベツレヘムに行き(ここはキリストの生誕地だけれど、あっさりスルー)バスを乗り換えて、ヘブロンへ。 パレスチナ人のスークを歩く。シリアやヨルダンのスークと同じような雰囲気。人々がフレンドリーで「ハロー」とか「ウェルカム」とか声をかけてくれる。 そしてみやげ物屋がしつこい。ただ違っているのは、スークの上が金網で覆われている事。これは、「ユダヤ人入植者がゴミや石などを上から投げてくるのを防ぐため」とみやげ物屋の店主が教えてくれた。 そのスークを抜ける時にイスラエル兵によるセキュリティチェックがあり、その先にあるマクペラの洞窟に入るときに再びチェック。 ここはイスラム寺院になっていて、女性はフード付きポンチョみたいなのをかぶって入る。 朝わりと早い時間だったせいか、中には私達の他に一組いただけだった。礼拝堂やシャンデリアのかかったホールを見学。 その後、ユダヤ人入植地の方へ歩いていく。以前商店街だったらしい通りは扉が全部閉まってひっそりとしていた。 歩いている人は1人も見当たらず、いるのはイスラエル人兵士のみ。 私は、銃を持っているってだけでビビッてしまうけれど、私達旅行者にはこの兵士たちもフレンドリー。 ちょっと話したら、「パレスチナ自治区は危ない。でも君達旅行者にとっては危険じゃないよ」と言っていた。 いままでは、遠い国の遠い話としてほとんど興味がなかった「パレスチナ問題」。 問題が複雑すぎて、付け焼刃の知識でこれといった意見は持てないけれど、少しは調べて知ろうとしたり考える時間を持つことはできた。 | ||
『ムハラビィーヤ』というミルクプリン。それ自体は甘さ控えめで、ハチミツをかけてくれる。おいしかった。大人から子供まで、主に男の人が食べていた。アラブの男性かなりスイーツ好きみたい。 |
街の屋台でよく見かけるごまがまぶしてあるパン。ヘブロンでは@2NIS、エルサレムでは@2.5NIS。 グリーンのハーブ?スパイス?が混ざった塩をつけて食べる。おいしい。 |
午後からは、エルサレムの旧市街観光。 | ||
左:ユダヤ教の聖地『嘆きの壁』 右:イスラム教の聖地『アクサー・モスク』 |
イエス・キリストが十字架を背負って歩いた『苦難の道』を歩く。 最初に躓いた場所や聖母マリアが見守っていた場所などを見学。 途中のスークで宝石店のおじさんに呼び止められ、「日本語で“Sale”ってどう書くの?」と言われ、教えてあげるとお礼にピアスを作ってくれた。 その後、延々と売込みがあったので、“これはいつも使っている手だな”と思った。宝石を買うようなお金がないので結局何も買わずに店を出る。 ただでピアスがもらえてラッキー。ごめんね、おっちゃん。選ぶ人間違えたね。 | ||
キリスト教の聖地。ここにイエス・キリストの墓がある。 |
6月26日 エルサレム(Jerusalem)3日目
『ファイサルホステル』で出会ったみどりちゃんと一緒に死海に行く。 朝9:50のバスに乗って死海へ。お得な往復チケット(@55.3NIS)を購入。 エアコンの効いた快適バスで約1時間半で死海へ到着。私達は、無料のパブリックビーチへ行った。 体がぷかぷか浮かぶ不思議な海。塩分濃度が35%もあるそうだ。 顔をつけると目がしみて大変なことになるらしいので、初めはおそるおそる浮いてみる。思ったより簡単にバランスをとることが出来た。 立ち泳ぎが出来ない私は、何もしないでも浮いていられるこの海がとても面白かった。らくち〜ん。 カイロの『スルタン』で教えてもらった、泥のある場所に行ってみる。 私達が行ったときは、まだ人がいなくて貸しきり状態で泥を顔や体に塗りまくった。ねっとりした泥がいかにも肌に効きそう。 すこ〜し泥臭いのはこのさいガマン・ガマン。泥パックとミネラル塩水のおかげでお肌つるつる。 | ||
2:27バスに乗って帰ろうと思ったら、なかなか来ない。暑い中汗だくで待って、30分遅れ位で「やっと来た〜!!」と思ったら、そのバス通路まで満員で素通り・・・。「そんなぁ〜」 その後すぐにマイクロバスのシェアタクシーが来たけれど、往復チケットを買ってあるのでもったいない。1時間後の次のバスを待つことにした。 でも、次のバスももし満員だったら素通りしてしまうかもしれない。乗れる保証はない。そこでヒッチハイクをしつつバスを待つことにした。 30分位やってみて、結構車は通ったけれど車は1台も止まってくれなかった。ヨルダン側では、死海の行き帰りにわりと簡単にヒッチ出来るらしい。イスラエル人は冷たいのか、私たち3人の他にも3人バス停で待っていて大人数だったからか。 そうこうしている内に次のバスが来て、今度は空いていたのでちゃんと座席に座ることが出来た。エアコンの良く効いた大型バスでぐっすり眠ってエルサレムまで帰った。 |
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